清澄白河駅徒歩30秒の歯医者、にしざわ歯科クリニックです。
親知らず(第三大臼歯)は、10代後半から20代前半にかけて生えてくる奥歯で、上下左右あわせて4本あります。ただし、すべての人に必ず生えるわけではなく、生えてこない場合や、一部だけ生える場合もあります。親知らずは口の最も奥に位置するため、清掃が難しく、むし歯や歯周病のリスクが高くなりやすい歯です。
親知らずを残した方が良いケースとしては、まっすぐに生えており、上下の歯がしっかり噛み合っていて、周囲の歯や歯ぐきに悪影響を与えていない場合が挙げられます。このような状態であれば、将来的にブリッジの支台歯や移植用として活用できる可能性もあります。
一方で、横向きや斜めに生えている親知らず、または半分だけ顔を出しているような場合は、歯ぐきの腫れや痛み、手前の歯への圧迫・むし歯の原因となることがあります。そのような場合は、抜歯を検討するのが一般的です。特に症状が繰り返される場合や、将来的に悪影響を及ぼす可能性が高い場合には、早めの抜歯が勧められます。
親知らずの状態は個人差が大きいため、レントゲンなどで正確な位置や状態を確認し、歯科医師と相談の上、適切な対応を決めることが重要です。